東西の歴史を巡る旅をしてきた ふと30年前の記憶を辿った その時ブラウン管はたくさんの喜びに沸く人々を映していた 歴史を見て来たブランデンベルグゲートの側のカフェには多種多様な 国籍の人々が今が自由な時代だってことさえ気づいていないかのように 騒…

子どもの頃の図書館はただ本を探すための場所だった 漢字が全て理解できなかった頃はふりがなのふってある 探偵小説を貪るように読んだ やがて漢字を覚えた僕は純文学の世界に足を踏み入れた 「ノルウェィの森」を始めて読んだ高２の夏は少しだけ大人になっ…